【4】その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
「その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態」であることを判断する際は、以下の(1)、(2)又は(3)に掲げる状態に該当するか否かにより判断する。以下に列挙したものは例示であることから、個別の事案に応じてこれによらない場合も適切に判断していく必要がある。
(1)立木が原因で、以下の状態にある。
状態の例
- 立木の腐朽、倒壊、枝折れ等が生じ、近隣の道路や家屋の敷地等に枝等が大量に散らばっている
- 立木の枝等が近隣の道路等にはみ出し、歩行者等の通行を妨げている
- 当センターからのコメント
- 近隣住民からの相談で最も多いのが立木や草に関することです。トラブルにならないよう、しっかり管理することが必要です。
(2)空き家等に住みついた動物等が原因で、以下の状態にある。
状態の例
- 動物の鳴き声その他の音が頻繁に発生し、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている
- 動物のふん尿その他の汚物の放置により臭気が発生し、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている
- 敷地外に動物の毛又は羽毛が大量に飛散し、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている
- 多数のねずみ、はえ、蚊、のみ等が発生し、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている
- 住みついた動物が周辺の土地・家屋に侵入し、地域住民の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがある
- シロアリが大量に発生し、近隣の家屋に飛来し、地域住民の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがある
- 当センターからのコメント
- 【鳴き声】
動物が空き家に住みついて繁殖してしまうと、動物同士の争いも起きやすくなり、鳴き声も大きくなります。
- 【ふん】
動物は建物内でも構わずに糞尿をするため、それが原因で老朽化が進むことも珍しくありません。
- 【羽】
大量の毛が散乱していると。景観が悪くなるだけではなく、悪臭の原因にもなってしまいます。
- 【ねずみなど】
空き家は害虫・害獣にとってかっこうの住処になってしまいます。病気を媒介していることも多いため、早急な対処が必要です。
- 【近隣家屋への影響】
害虫・害獣の中でも特にシロアリは、近隣住宅にも大きな被害を与える可能性もあるため注意が必要です。
(3)建築物等の不適切な管理等が原因で、以下の状態にある。
状態の例
- 門扉が施錠されていない、窓ガラスが割れている等不特定の者が容易に侵入できる状態で放置されている
- 屋根の雪止めの破損など不適切な管理により、空き家からの落雪が発生し、歩行者等の通行を妨げている
- 周辺の道路、家屋の敷地等に土砂等が大量に流出している
- 当センターからのコメント
- 【不法侵入】
空き家は人の目が行き届いていないため、犯罪に利用される危険性も高くなります。侵入できないように門扉や窓は点検するようにしましょう。
- 【雪】
雪の処理をしていないと建物の倒壊や立木の倒木などの危険性が高まります。
- 【土砂流出】
土砂などの流出については、発見や対処が遅れないように定期的に管理する必要があります。
「特定空き家」における、その他の状態
※本ページで掲載しているイラストはあくまでも一例です。ガイドラインに該当したから必ず特定空き家に指定される、ということではありませんので、目安としてご活用ください。自治体の職員が、実際に空き家を訪問し、該当する空き家を総合的に調査をおこない、特定空き家に指定するかどうか判断します。
参照:国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報(外部リンク)より抜粋
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