土地の価値はその活用方法で大きく変わります。その土地にあった建物を企画をすることで土地の価値を最大限まで高めることができます。
空地の活用方法は、初期費用があまりかからない「売却」「駐車場」「自動販売機設置」などの活用方法があります。その他、建物を建築し、人に貸す方法などをご紹介します。
手間と費用をかけたくない方にオススメ
空地をそのままの状態で売却することを「更地」での売却と言います。また、売却し、現金を兄弟で平等に分かることもできます。空地をそのまま売却するだけなので最も簡単な方法といえるでしょう。
ここで注意したいのが境界がきちんとあるかどうかの確認です。長い間空地になっている土地は、境界が曖昧になってしまっているケースが多く、売却の際に問題となるためです。隣地立会いのもと境界確定を行い、どこからどこまでが売却する不動産なのかを明確にするようにしましょう。
比較的形の整った土地の場合は、早く買い手がみつかることが多いですが、不整形地や狭い土地、逆に広すぎる土地は、活用することが難しいため、販売活動がスムーズに進まない場合が多く見られます。そのため、不動産会社に依頼したが断られ、当センターにご相談いただくケースも見られます。
当センターでは、経験豊富な協力不動産会社と提携しているため、一般の不動産会社が嫌がるような土地でも、ご相談者さまのご意向をうかがい、最適な土地の活用方法をご提案させて頂きます。
手軽に安定した収入を得たい方にオススメ
土地活用の中で最も手軽に始められるのは駐車場です。投資費用は最小限に抑えることができる上に、駐車場経営を辞めたい場合は、1ヶ月前に通知すれば良いため、比較的簡単に元の状態に戻すことができます。
日本の車所有台数は減少していますが、一定以上の周辺人口があれば比較的安定した収入が見込めるのも魅力です。空車リスクを低くしたいという方は、アスファルト舗装や屋根付き、物置駐車場にすると、費用はその分かかってしまいますが、地域内での差別化も可能です。
手軽に安定した収入を得たい方にオススメ
場所や規模にもよりますが、コインパーキングは駐車場化の費用を全てコインパーキング運営会社が負担します。また、一般的な月極駐車場よりも高く貸せる可能性があり、初期投資なく高収益が見込めます。
ただ、駅前や幼稚園・保育園、小学校の周辺、幹線道路沿いなど地域が限定されてしまいます。コインパーキングでの土地活用をご検討される方は、提携コインパーキング会社より無料でレイアウト作成や借上げ賃料などのご提案が可能ですので、詳細についてはお問合せください。
手軽に安定した収入を得たい方にオススメ
人通りの多い場所や生活道路沿いの土地であれば自動販売機を設置することで収入を得ることができます。自動販売機の設置費用は全て設置会社(コカコーラ、アサヒなど)が負担します。
また、その後の運営(補充やゴミ回収など)は全て設置会社で行います。そのため、運営負担は全くありません。唯一の負担は自動販売機の電気代(2,000~4,000円程度)で、月々の収入(10,000~20,000円程度)から支払う必要があります。
手軽に安定した収入を得たい方にオススメ
メガソーラーの建設が相次いでいますが、お持ちの土地で小規模な太陽光発電所を作ることも可能です。方法はいたって簡単。太陽光発電の設置運営を行っている会社に土地を定期借地で賃貸します。賃貸後の投資や運営は全てその企業が行いますので、オーナーへの負担は一切ありません。
太陽光発電は送電網への接続や事業許可で多くの書類を必要とします。そのため、オーナー自らがソーラー機器を購入して太陽光発電所を作ることをご希望する場合でも、太陽光発電のコンサルティング会社への相談はされた方が良いでしょう。
手軽に安定した収入を得たい方にオススメ
ご相談いただく方の中には、周りには畑以外何もない。という土地を所有されている方もいらっしゃいます。その場合、貸農園への転用を当センターではご提案しています。貸農園に対するニーズは年々増加しており、特に都心部から片道1時間程度の場所であれば、幅広い層から問合せがあります。
最も収益性が高いのは1~10坪程度の小さな区画を貸し出す方法ですが、契約者管理などの手間が発生するため、一括して地域の方々に貸し出すケースがほとんどです。また、小さな区画にする場合は水道設備や簡易トイレ、柵等が必要となるため初期投資が必要となります。
農地は主に地域の農業協同組合が窓口となって賃貸しています。お近くの農協までお問い合わせ下さい。
大きな土地を所有されている方にオススメ
幹線道路沿いや市街化区域内に大きな土地を所有されている方で10年以上利用の予定がない方には、事業用定期借地での土地活用がおススメです。事業用定期借地は10年以上50年未満で自由に期間設定が可能で、契約終了後は更地にして土地を返還しなければなりません。借地権はこの期間でしか発生しないため、法改正前の借地のように土地を取られてしまう心配もありません。
事業用定期借地は幹線道路沿いの飲食店や物販店で多く利用されている他、市街化区域内の大きな土地(工場や倉庫用地)でも利用が進んでいます。あなたの家の近くのコンビニやファミレス、ショッピングセンターも事業用定期借地の可能性があるほど一般的な契約です。