当センターには、親がもともと住んでいた自宅、つまり実家が空き家になってしまった事でお困りの方からのご相談を多くいただきます。実家を相続した後に、その実家を『親はどうして欲しいのか』、『子はどうしたいのか』といった”親子間での意思伝達の不十分さ”が、空き家化の要因の一つとなっています。
当センターでは「親子会議」の開催を皆様に推奨しています。
家族・親族全員を集めて話し合う機会を作り、いざという時に実家をどうしてほしいのか、親が子にしっかりと想いと考えを伝え、子の意見も聞いた上で方針を決めておくと、相続と活用がスムーズとなり、実家が空き家化するのを防ぐことにつながります。
親子会議では以下のようなことを話し合い、
全員が納得の上で実家をどうしていくのか具体的に決めておきましょう。
相続に関する会議は
相続人、被相続人全員が集まり、
全員が納得する形で結論を出す
ことが重要です
当センターでは、空き家となる実家の管理や活用、解体、売却を検討する上で参考となる無料のガイドブックをご用意しております。親子会議をおこなう上でぜひご活用ください。
相続に関する話し合いの際は仲間外れを作らない、つまり相続人全員が集まる事が重要です。また、全員が集まりやすいお盆やお正月などのタイミングがベストです。普段から連絡を取り合っている仲ではないなど、疎遠な関係の方がいる場合は、突然話されても戸惑ってしまうので、「実家の今後について話し合いたい」など、事前に内容を伝えておく段取りが必要です。
会議の内容は、後で見返せるようにしっかりと記録を取りましょう。後で言った言わないという問題が起こらないよう、それぞれの想いや考えから至った結論まで記録することが重要です。また、記録は参加者全員に閲覧してもらい、閲覧した印として署名をもらうと尚良いでしょう。