空き家で悩まないための親子会議
当センターには、親がもともと住んでいた自宅、つまり実家が空き家になってしまった事でお困りの方からのご相談を多くいただきます。実家を相続した後に、その実家を『親はどうして欲しいのか』、『子はどうしたいのか』といった”親子間での意思伝達の不十分さ”が、空き家化の要因の一つとなっています。
実家を空き家にしないために
当センターでは「親子会議」の開催を皆様に推奨しています。
家族・親族全員を集めて話し合う機会を作り、いざという時に実家をどうしてほしいのか、親が子にしっかりと想いと考えを伝え、子の意見も聞いた上で方針を決めておくと、相続と活用がスムーズとなり、実家が空き家化するのを防ぐことにつながります。
親子会議で話し合うテーマとは?
親子会議では以下のようなことを話し合い、
全員が納得の上で実家をどうしていくのか具体的に決めておきましょう。
- 実家の現状
不動産登記の内容や土地の境界線、修繕が必要な箇所など、実家に関する情報を共有しておきます。相続の際に思わぬトラブルになってしまう事もあるので、しっかり確認することが必要です。
- 親(所有者)の想い
実家を誰に相続するのか、相続後どうしてほしいのかなど率直に伝えましょう。親の想いを伝えないまま相続しなければならない状態になってしまうと、子どもたちは空き家となった実家の片づけや解体、売却に必要以上の罪悪感を抱いてしまい、活用に踏み切れず苦しんでしまうケースが多くあります。
- 子の想い
子が実家を相続する場合、自身が住んだり、人に貸したりで残したいのか、維持は大変だから売却して手放したいのか等、子なりの想いや考えを伝えましょう。
相続に関する会議は
相続人、被相続人全員が集まり、
全員が納得する形で結論を出す
ことが重要です
当センターの資料をご活用ください
当センターでは、空き家となる実家の管理や活用、解体、売却を検討する上で参考となる無料のガイドブックをご用意しております。親子会議をおこなう上でぜひご活用ください。
- 知っておきたい!空き家利活用ガイドブック
- <目次>
・2つの空き家問題
・空家等対策の推進に関する特別措置法
・特定空き家について
・空き家を売却する
・空き家を賃貸する
・その他の利活用方法
・空き家を活用するまでの管理
・空家・空地管理センターの管理代行サービス
・空き家を相続する前に
・空き家の専門家たち
・NPO法人 空家・空地管理センターについて
空き家の管理・活用・解体・売却をご検討の方
無料の冊子、パンフレットを
ご活用ください
- ご注意
- 資料請求は空き家を所有する方やその子・親族、空き家問題に取り組む行政機関や老人ホーム等に限定しています。 空き家活用を行う(またはその予定の)法人・個人投資家の方からご請求いただいた場合、資料の発送はいたしかねますので、予めご了承ください。
親子会議開催にあたってのポイント
1.会議をするタイミング
相続に関する話し合いの際は仲間外れを作らない、つまり相続人全員が集まる事が重要です。また、全員が集まりやすいお盆やお正月などのタイミングがベストです。普段から連絡を取り合っている仲ではないなど、疎遠な関係の方がいる場合は、突然話されても戸惑ってしまうので、「実家の今後について話し合いたい」など、事前に内容を伝えておく段取りが必要です。
2.記録の付け方
会議の内容は、後で見返せるようにしっかりと記録を取りましょう。後で言った言わないという問題が起こらないよう、それぞれの想いや考えから至った結論まで記録することが重要です。また、記録は参加者全員に閲覧してもらい、閲覧した印として署名をもらうと尚良いでしょう。
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