家を共有名義で相続した結果、売却や賃貸などの活用方法で揉めてそのまま空き家に…というケースは少なくありません。
ここでは、共有名義の家が空き家になりやすい理由と、共有を解消する4つの方法をご紹介します。
共有名義の家が空き家になりやすい背景には「活用にむけての意思決定がうまくまとまらないこと」にあります。
単独で不動産を所有している場合は、どうするかを所有者の一存で決められますが、共有で所有している場合は共有者全員の意志を一致させる必要があります。
共有者の誰かが遠方に住んでいて連絡が取りづらかったり、仲が悪く疎遠になっていたりする場合は活用にむけての意志を一致させることが難しく、結果的に空き家のままになってしまう恐れがあります。
共有名義の家を空き家化させないためには、共有名義を解消することが問題解決の糸口となります。ここでは共有名義を解消するための方法についてご紹介します。
共有者全員が売ることを同意している場合に限られますが、共有者全員の所有権を第三者に売却する方法があります。共有名義の一部だけを手放すより、全部を手放す方が売却しやすくなります。この方法では、不動産を適正価格で売却した後、売却代金を共有者間で分配します。
共有者間で意見が一致しない場合は、他の共有者へ自分の持ち分を売却することも一つの方法です。持ち分を第三者へ売却することもできますが、後でトラブルにつながりやすいので注意が必要です。
共有者間で意見の相違やトラブルが発生している場合は、第三者を挟むことでスムーズに進展することがあります。例えば、士業などの専門家に依頼することで、客観的な視点で問題解決にあたり、前に進むための合意形成を図れる可能性があります。
共有名義になっている不動産は、共有者間において活用や処分などの意思決定で揉めがちです。
揉めることが面倒で放置し、空き家になってしまうと、さまざまな問題が発生する可能性があるので、早期に専門的なアドバイスを受けることが重要です。
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