これまでご相談いただいたお悩みとそのお悩みをどのように解決したのかご紹介します。
ご相談者は、都内にある古家を兄弟での共有名義で所有されているお兄さまでした。建物自体は老朽化していたものの、立地が良く、売却には十分な価値がある物件でした。ご相談者自身には今後その家を使う予定もなく、遺品整理が終わり次第、売却したいとのご希望でした。 当センターでは、売却までの空き家管理を担当し、提携する不動産会社からは現実的な価格での売却提案を行いました。しかし、もう一人の共有者である弟さまが「この家は査定の2倍で売れるはず」と強く主張。相場から大きく外れた金額でしか売却に応じないという姿勢を崩さず、話し合いは難航しました。
役所から通知が。どうにかしないといけないと思ってはいたが、どうしたらよいか分からなかった
4年前に建て替えたばかりの埼玉にあるご実家が、お母様の他界とお父様の長期入院により、家は無人の状態に。相談者である息子さまは九州在住で、自身の生活基盤も既にあるため、地元に戻る予定はないとのことでした。 とはいえ、「新しく建てた家を手放すつもりはない」「このまま放置するのは避けたい」という強い思いがあり、どう活用すべきかと迷われていました。 また、お父様の入院費も必要となり、家の有効活用が急がれていました。
ご相談者さまが所有する空き家は、長期間にわたって放置されており、外観はひどく荒れていました。車がぶつかったのかシャッターは大きくへこみ、窓ガラスも割れたまま。建物全体も若干傾いており、2階の雨樋が隣家と接触しているという危険な状態でした。 以前から市役所からの改善指導も来ていたとのことですが、ご相談者さまも高齢でなかなか対応できずにいたそうです。将来的に使う予定もないことから、「早く処分したい」とご相談いただきました。
所有者である相談者さまが遠方に住まわれていることもあり、適切に管理されていなかったご実家。トタン屋根はめくれ上がり、強風時には「バタンバタン」と音を立て、外壁や軒裏の老朽化も進んで建材が飛散。近隣からの苦情が相次ぎ、ご相談者さまも精神的に大きな負担を感じておられました。 ご相談時には、「とにかく迷惑をかけている屋根だけでも直したい」とのことでしたが、お話を伺う中で「今後この家を使う予定もなく、できれば手放したい」というお気持ちも明らかになりました。
ご不安・お悩み別に当相談窓口で解決した
事例をご紹介します。