ご相談いただいた空き家は、沖縄県の宮古島に17年間にわたって放置されていたものでした。建物はすでに雨漏りとシロアリの被害が進行し、床や壁、天井が崩れ始めている状態。鍵のかからない窓からは第三者の侵入が疑われ、中には空き缶やゴミ、花火の跡までもが。老朽化に加え防犯上の問題も深刻で、このままでは行政から「特定空き家」に指定される可能性が高くなっていました。
所有者は4人兄弟で、全員がすでに宮古島から沖縄本島へ移住。長らく「解体したほうがいい」とは思いつつも、解体費用の分担について意見がまとまらず、手をつけられずにいたのが実情でした。
現地調査の結果、建物は今にも倒壊しかねないほど危険な状態だったため、すぐにでも解体が必要なレベルと判断しました。しかし、ご兄弟の間で費用分担が決まっていない状況では、さらに時間をかけることはリスクが増すばかりです。
そこで当センターからは「現状のままでの売却」をご提案。不動産会社による買取という形であれば、個人への売却のように内覧や交渉に時間をかける必要がなく、迅速に契約・解体まで進めることが可能です。ご相談者さまにも状況をご説明し、所有者全員の了承を得たうえで、信頼できる不動産会社とすぐに売却手続きを進めました。
売却から解体まで、驚くほどスムーズに進みました。ご相談者さまからは「兄弟間で話がまとまらず、ずっと気がかりだった問題が、相談をしたことで一気に片付きました」との声をいただきました。長年の不安が解消され、気持ちもすっきりしたとのことです。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。