宮古島市内にある実家はすでに誰も住んでおらず、室内には仏壇だけが置かれている状態でした。相談者である長女さまが1週間に1度風通しをしていたため、建物はきれいに保たれていましたが、仏壇が残っているため売却や解体に踏み切れずにいました。
所有者である甥御さまは県外在住で管理や活用には消極的。長女さま含め80代の兄妹3人で管理を続けてこられていましたが、この先どうすべきかを悩み、ご相談いただきました。
ご相談者さまと一緒に、仏壇の扱いをどうするかを中心に、これからの選択肢を整理しました。誰か一人が無理に抱えるのではなく、ご兄弟や甥御さまとの間で丁寧に話し合いを重ねていくことが大切だとお伝えし、必要に応じて話し合いの段取りもお手伝いしました。
最終的には、甥御さまが仏壇内の位牌を引き継ぐことに。仏壇本体は古く、甥御さまが住む福井までの移動は現実的でなかったため、新しい仏壇を用意し、そこに位牌を移す形となりました。法要も行い、ご先祖様への気持ちに区切りをつけた上で、空き家となっていた実家は解体。その後、土地として売却することで実家の問題に一つの終止符を打つことができました。
「甥が仏壇を引き取ってくれて良かった。これで安心です」そう話されたご相談者さまの表情は、とても晴れやかでした。空き家に残された仏壇の存在は、心の重荷になりやすいもの。“誰かが引き取る”という選択が心の整理にもつながり、結果的に実家を解体・売却する大きな一歩になりました。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。