駅から徒歩3分という好立地にあるご実家。庭だけでも200坪近くある大きな家でしたが、相続された兄弟4人のうち1人が「売りたくない」と主張していたため、空き家のまま管理に苦労されていました。
建物は年々老朽化し、固定資産税や草木の手入れなどの負担も大きく、「このままではどうにもならない」と、当センターにご相談をいただきました。
まずは空き家管理代行サービスをご利用いただき、適正な管理により安心できる状態を維持しながら、4人全員にお集まりいただく場を設けました。
売却に反対されていたご兄弟さまは、「実家を手放すことに罪悪感がある」とお話しされました。そこで、土地を4分の3と4分の1に分筆し、建物は解体するプランをご提案。4分の1の土地は反対されていたご兄弟さまが保有し続けることで「実家の土地を守る」という思いを尊重しました。
ただ、空き地のままでは管理費や税金の負担が続くため、その土地に賃貸マンションを建築する選択肢をご提案。長期的な収益にもつながることから、最終的にはそのご兄弟さまも納得され、兄弟全員の合意を得ることができました。
もめていた相続不動産に関して、全員が納得できる形で合意することができました。土地を活用することで、放置によるリスクや管理負担からも解放され、毎年の維持費に悩まされることもなくなりました。
ご相談者様からは「一時は解決策が見つからないと思っていたが、丁寧に話を聞いてくれたことで前向きに進めるようになった」とのお声をいただきました。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。