お母さまの死去により、築30年以上の実家を一人で相続された相談者さま。相続自体に問題はなかったものの、「思い出の詰まった家を手放したくない」という強い想いがあり、しかし活用方法がわからず、当センターにご相談いただきました。
現地を確認すると、屋根や外壁は数年前に塗装されていて良好な状態でしたが、家の中にはまだ遺品や仏壇が残されている状態。長年空き家だったこともあり、内装の傷みも目立っていました。
まずは、遺品整理の専門業者と連携し、本当に必要なものだけを残して、あとは処分することをご提案しました。その後、家を「貸す」前提で、建物内部のリフォームを進める方針に。
水回り設備はすべて一新し、クロスやカーペットも張り替え。さらに、擁壁の一部修繕と、成長しすぎて日当たりを妨げていた木の伐採も実施。ただし、お母さまが大切にしていた花壇は残し、手入れをした上で活かすことにしました。
最終的なリフォーム費用は約400万円。費用はかかりましたが、建物の価値を活かしながら、賃貸住宅として再生する道を選ばれました。
入居者募集を始めてから、わずか1か月足らずで「お庭に一目惚れした」という若いご夫婦が入居を決定。相談者さまは「実家を壊すしかないと思っていたので、まさか住んでもらえるなんて…」と驚かれていました。
今では、ご自身の思い出を残しながら、毎月安定した家賃収入が得られるように。「残してよかった」と笑顔で語ってくださいました。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。