ご相談者さまは50代の男性で、戦前に建てられたご実家を相続された方でした。
思い出の詰まったご実家を手放す気持ちにはなれず、売却以外の方法を探しておられました。
ただ、問題は管理の負担。月に1回、片道2時間かけて草刈りや見回りに通われており、ご近所からは草木の越境についてクレームも。ご相談いただいた夏の時期には、草木が生い茂り、道路やお隣の敷地にまで雑草が侵入している状態でした。
建物自体は趣があり魅力的でしたが、老朽化が進み、すぐに貸せる状態ではなく、リフォームも費用面から難しいという状況でした。
「この家を誰かに使ってもらえたら…」というご相談者さまの思いを受け、当センターからご提案したのが「空き家の借り上げ制度」でした。これは、当センター提携の不動産会社が一定期間空き家を借り上げ、必要なリフォーム費用も不動産会社側で実施、その後は賃貸物件として活用される仕組みです。
ご実家は立地や建物の雰囲気も良く、需要が見込めたため、提携会社と7年間の借り上げ契約を締結。不動産会社によるリフォームののち、すぐに入居者も見つかりました。
「毎月の管理が必要なくなり、本当に肩の荷が下りました」と、相談者さまから嬉しいお声をいただきました。実家を手放すことなく、しかも将来は再び自身の手元に戻ってくるという点も大きな安心につながったようです。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。