ご相談者であるお兄さまは、約2年前に兄弟で150坪の土地を相続されました。しかし、そのうちの半分(お兄さま名義の土地)を、弟さまが自宅の庭として30年以上使用しており、お兄さまとしては「自分の土地を無断で使われている」と納得がいかないご様子でした。
お兄さまはご自身の土地に住宅を建てたいと考えて弟さまに相談したところ、強く反対され、兄弟喧嘩にまで発展。以来、兄弟間の会話は一切なくなってしまったとのことでした。
また、お兄さまは60代後半という年齢もあり、将来的な相続を見据え「このタイミングで土地を取り戻し、有効に使いたい」とお考えでした。
まず、感情的な対立を避け、土地の有効活用という視点から冷静にアプローチすることをご提案。住宅を新築する以外の活用策として、「ガレージ利用(駐車場経営)」をご提案しました。
ただし、その土地は造成工事が必要で、初期費用が約300万円かかる見込みでした。お兄さまは「本当に採算が取れるのか」と不安を感じられていました。
提携する不動産会社により周辺の市場調査を実施したところ、近隣には寿司店やレストラン、カラオケなどが立ち並び、コインパーキング需要が高い立地であることが判明。8台分の駐車スペースを設け、うち5台分を提携する不動産会社で借り上げ、残り3台はお兄さまが月極で貸し出し、リスクを減らす提案をいたしました。
借り上げプランによって、初期投資のリスクが軽減され、お兄さまは安心して土地活用に踏み切ることができました。造成後のガレージはすぐに稼働を始め、安定した収益も確保されています。お互いの立場を尊重しながら整理したことで、弟さまも徐々に理解を示され、疎遠になっていた兄弟の会話も少しずつ戻ってきたとのご報告もいただいています。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。