ご相談者さまは11年前に弟さまの自宅を相続されましたが、ご自身の持ち家があるため使う予定もなく、掃除や管理もせずに放置されていました。
建物内には、弟さまが使っていた脚立や自転車などが散乱し、さらにご自身で積んだコンクリートブロックや、隣地ぎりぎりに掘られた地下室もあるなど、通常の住宅とは言い難い状態でした。
「息子にこの空き家の問題を残したくない」との思いから、5年前に一度不動産会社に売却相談をしたものの、希望金額が合わず断念。その後もどうしてよいかわからず、途方に暮れていたそうです。
ご相談時点でも「使う予定はなく、マイナスにならなければすぐにでも売りたい」とのご意向をお持ちでした。
問題は、弟さまが自作した地下室やブロック塀、測量図がないこと、そして土地が10坪と狭小であることから、買主の融資が通りにくく、売却先が限られるという点でした。
そこで私たちは「このままでは個人には売りにくいため、更地にして業者に買い取ってもらうのが現実的」であるとご提案しました。
5年前の見積もりでは解体+測量で約500万円かかると言われていたそうですが、当センター提携の解体・測量業者に依頼したことで、費用はほぼ半額に抑えられました。工事中は地下室の構造上、隣地への影響も懸念されましたが、丁寧な施工で問題もなく無事に完了。
更地になった土地は、提携不動産会社の仲介により、買取希望の不動産会社が現れ、売却が実現しました。
ご相談者は、放置していた“負”動産を無事に売却できたことで「息子に迷惑をかけずに済んだ」と安堵されたご様子でした。
「解体費用も当初の見積もりの半額になり、さらに“更地にして売却”という提案がなければ、今もあの家はそのままだったと思います。不動産会社さんも親身に買い手を探してくれて、本当に感謝しています」とのお声をいただきました。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。