同じ市内に住み替えた後、約10年間手つかずのままだった空き家についてのご相談でした。室内には当時の生活用品がそのまま残り、ご自身では片付けもままならず、気がかりながらも手がつけられない状態が続いていました。庭には大量の残置物があり、野良猫が住みついて糞害も発生。近隣住民への迷惑もあり、精神的な負担を抱えておられました。
処分(売却)を希望されていましたが、該当物件は調整区域にあり、前面道路の条件なども影響し、思うように話が進まない状況でした。
まずは現状把握のため現地を確認し、ご近所にも事情説明とご挨拶に伺いました。所有者が動き出したことに、近隣の方々も一定の安心を感じておられました。
すぐに売却が難しい状況ではありましたが、まずは家と敷地を整理することを優先。提携している産業廃棄物処理業者に依頼し、室内外の荷物を一気に撤去。近隣とも連携が取れていたため作業はスムーズに進み、野良猫被害も早期に解消されました。
その後、建て替えが難しい地域であることを踏まえ、古家を再生して活用する専門業者に売却先を切り替え。建物付きのまま販売し、無事引き渡しを終えました。現在はリフォーム工事が進められており、地域の中で新たな活用が始まっています。
ご相談者は「何とかしたい」という気持ちはありながらも、お仕事や生活の忙しさの中で、片付けができず、むしろ荷物が増える一方だったそうです。
私たちがご提案した「荷物撤去の費用を売却後に精算する方法」にもご納得いただけ、経済的な負担も抑えることができました。結果的に解体費用もかけずに売却ができ、「気になっていた場所が片付き、ようやく前に進めました」とのお言葉をいただきました。
※建物の修繕・解体、不動産の賃貸・売買及びその媒介などの活用は、必要とされる許認可を持つ事業者の協力を得て行っており、当センターが直接行っているものではありません。予めご了承ください。