2019年10月21日
主に下記のようなことを番組内でお話させていただきました。
Q.なぜ空き家は増え続けるのですか?
A.空き家が増え続ける主な理由としては、下記の2点が挙げられます。
・高齢者増加による相続発生件数の増加
・親と離れて暮らす核家族の増加
Q.どういう方からのご相談が増えていますか?
A.親の家を相続した子や、その親戚の方などが多いです。
Q.どのようなお悩みを抱えている方が多いですか?
A.家の処分にあたって、気持ちの整理がつかず前に進めない方や、相続人同士での合意に時間がかかり事が前に進まない方、借家にして家を残そうと考えるがハードルが高く結局売却に至る方、などが多いです。
Q.印象に残るご相談事例はありますか?
A.相続をきっかけに相続人同士が争う場合もありますが、逆に絶縁関係にあった親族仲が相続を通じて良くなったというケースもあって、家族の絆が見える事例は非常に印象に残ります。
Q.団体活動を始めようと考えたきっかけはどういったところにありましたか?
A.空き家の問題はとても複雑で、手間が掛かる割りに正直お金にはなりません。
なので会社事業として行うのは難しいと考え、NPO団体として活動を開始しました。
今は、私たちの考えに賛同くださる士業の先生や不動産会社、建設事業者などのご協力のもと、なんとか活動ができています。
Q.空き家問題はどう解決していけばいいですか?
A.私たちは、下記の2点が、みなさんが今できる最も重要なことではないかと考えています。
・空き家の所有者は責任を持って、きちんとした管理をおこなうこと
・空き家所有者、近隣住民のひとりひとりが当事者意識をもって支え合いながら問題解決に取り組むこと
2019年6月26日
全国に増加する「危険な空き家」の実態として、”高額な解体費用”、”複数相続人による相続争い”など、多くの人がいづれ直面するであろうリアルな問題を番組内でご紹介。
当センターからは、直近の事例として火災により壁や柱が黒焦げになったまま放置された東京都東村山市にある空き家について状況を解説し、取材協力させていただきました。
2019年2月19日
滋賀県野洲市の築47年 廃マンションの所有者9名うち1名行方不明で、所有者全員の同意がないと解体できないことから空き家状態が長期化。行政としても近隣住民への危険性は把握している為、行政代執行の手続きにも取り掛かろうとしている。
しかしマンションの解体を行政代執行で行う場合、個人の所有物に介入する抵抗感や、所有者が大勢いる事による手続きの長期化、大規模な解体工事になるため莫大な解体費用という3つの原因で行政が介入しづらい実態があることを紹介させて頂きました。
2019年2月11日
「空き家の相談」と一口に言っても、実際には様々な問題が絡み合っており、なかなか専門事業者単体では、網羅的に解決することは難しい実態があります。例えば「利活用」を考えれば「遺品整理」といった新たな問題が発生し、専門に扱う業者も異なってきます。
そういった場合に、いろいろなことにワンストップで対応できる窓口がないと、ご相談者は途中で諦めて問題解決しない実状と、あわせてワンストップ相談窓口の必要性をお話させていただきました。