建物は誰も利用しなくなると急速に老朽化が進みます。また、雨漏りやシロアリ被害の発見が遅れ、倒壊の危険性がある空き家も少なくありません。一般的に老朽化した建物がある土地より、更地の方がより早く、より高い価格で売却することができることがメリットとしてあげられます。そのため、利用する予定が今後も無い場合は、空き家の解体を選択肢の一つとして検討する方が増えています。
このページでは、実際に、建物を解体した実例をご紹介します。
空き家状態が続いていたため、庭木は大きく成長し敷地内がよく見えない状態でした。実家はツタに覆われてしまっており、小型家電や古タイヤなどの不法投棄もありました。
一緒に現地を拝見すると庭の木は大きく枝を張っており、一部は隣家や道路へはみ出している状況でした。また、家の中はまだほとんど整理がされておらず、かなりの物が残っている状態でした。
調査を行ったところ借地権はいわゆる旧法借地権となっており、実は土地(底地権)よりも価値が高いことをご説明しました。また、建物を解体して更地にしてしまうと借地権が無くなってしまうこともあわせてお伝えし、遺品整理後は建物を解体せず借地権の売却を目指すことになりました。
空き家は老朽化がかなり進んでおり、倒壊の危険性が高い状況でした。長い間、雨漏りとシロアリ被害を放置してしまっていたため、床や壁、天井が崩れてきている状況でした。また、窓も鍵がかからなくなってしまっており、空き家の中には誰かが捨てたお酒や建物のゴミ、花火の跡までありました。このままでは特定空き家に指定されてしまう恐れが高く、すぐにでも解体することをご提案しました。
お母様が施設に入所されてから約2年程、ご実家が空き家の状態でした。 室内はお母様が住んでいらっしゃた当時のままで、荷物も多く、ご相談者様もどこから手を付けていいのか分からず、庭の木も道路にせり出してしまい、ご近所の方へご迷惑をかけている状態でした。ご相談者様のご自宅からご実家までは車で約3時間程かかる為、なかなか実家に通って、誰も住んでいない実家を適切に管理することができませんでした。又、駐車場はなく、前面道路が狭く駐車も出来ない為、片付けもままならない状態でした。 度々ご近所の方からもお電話が入るのですがなかなか対応ができず、火事や地震などで取り返しの付かない事になったら大変だと認識されていたため、大変ストレスを抱えこんでいらっしゃいました。
両親が他界し4年前から、愛知県名古屋市で空き家の状態。相続時はあまり考えもなく兄弟3人の共有名義にされたそうです。その後、管理や売却の事などで諍いが増えだんだん実家には誰も寄り付かず、管理も行き届かなくなってしまいました。 ご長男様からのご相談で、ご自身達の年齢も考え次の世代へ負の財産を残さないために何とか解決したいとのご希望でした。
11年前に、ご相談者は独身だった弟さまの自宅を相続。ご相談者はご自身の自宅があり、相続した弟さまのお家に住む予定もなかっため、掃除や建物の管理を行っていませんでした。弟さまがご自身で作られた一部コンクリートブロックや地下室があり、室内は、脚立やバケツ、自転車までもが散乱しており、人が住めるような状態ではありませんでした。ご相談者は息子さまに、空き家の問題を残したくない、という思いで5年前に「売却」をする決断をし、別の不動産会社さんに相談しましたが、金額の折り合いがつかず、そのままどうしようかと途方にくれていたようです。
広い庭がある空き家で、庭は綺麗に除草されていましたが、建物には蔦が絡まっている状態でした。また、大きな柿の木が植えられており、お隣さんからは毎年落ちた柿が庭を汚し、落ち葉は雨どいを詰まらせて困っている、との苦情もありました。
駅から徒歩3分ほどの場所にある大きな実家の活用方法で揉めていらっしゃいました。兄弟4名での相続でしたが、そのうち1名が売却に同意していなかったのです。ただ、庭だけでも200坪近くあるため、管理の手間は膨大で毎年苦労されていたそうです。建物も老朽化がどんどん進んでいく現状を何とか変えたいとご相談いただきました。