2015年4月29日 公開
最近、テレビや新聞、雑誌などのマスメディアでは空き家は持っていても
お金がかかるだけの「負」動産(「腐」動産と言ってるケースもあります)だ、
という意見を良く目にします。
確かに、不動産には利用していてもしていなくてもかかる費用があります。
それでは、その所有コストはどれくらい必要でしょうか。
空き家を所有していると必ずかかる費用は次の通りです。
・ 固定資産税
・ 都市計画税
・ 火災保険料
・ 電気・ガス・水道などの光熱費(利用している場合)
空き家の立地や大きさ、構造などに大きく左右されますが、
当センターの対応エリア内では年間およそ20~30万円程度になります。
さらに、空き家管理や庭木の伐採などを委託した場合の費用は
年間およそ76,000円(当センター利用者平均)となっています。
空き家管理を委託せずに自身で行った場合でも、
現地までの交通費や宿泊費、空き家管理に必要な用具の購入費、
庭の手入れで出たゴミの処分費などがかかります。
さらに、建物の修繕や解体などが必要になった場合、
上記の費用とは他に、数十から数百万円の費用がかかることもあります。
空き家は維持管理にこれだけの費用がかかるため、
「負」動産や「腐」動産と呼ばれてしまっているのです。
ただ、空き家は活用することで収益を生み出すプラスの資産へと変わります。
しかし、空き家の活用には初期投資がかかったり、精神的な負担が大きかったりと
なかなか前に進めないのも事実です。
当センターでは負担の少ない形での空き家活用も数多く行っていますので、
活用方法についてもお気軽にお問合せください。