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中古住宅の売却でホームインスペクションが義務化へ

2015年4月28日 公開

現在、中古不動産流通に関わる新たなガイドラインが話し合われていますが、
その中でホームインスペクションの義務化が検討されています。

ホームインスペクションとは、購入前などに住宅を詳しく調べることで
外壁、屋根、床下など様々な箇所でで主に目視による調査を行います。
(専用機材を使用した検査を行う場合もあります)
ホームインスペクションを義務付けることで、
購入者は安心して中古不動産の購入ができるメリットがあります。

管理空き家でインスペクションをしている写真

空き家管理でも目視による劣化調査を行います

長期間、空き家になってしまっている住宅の場合、
湿気により構造材(柱や梁など)に利用されている木材が劣化したり、
シロアリ被害が発生してしまったりといったケースも多くあります。
ホームインスペクションの結果、このような劣化被害が見つかった場合、
その空き家の市場価値は大きく低下してしまいます。
また、状況によっては建物の解体が必要な「古家付土地」となってしまい、
解体費の分、建物がマイナスの評価となる可能性まであります。

今までは不動産取引の際、「物件状況告知書」という書類で、
シロアリ被害などは売主が知っているか知らないかを伝えていれば
それだけで問題なかったのですが、今後はホームインスペクションを行い、
詳細にその結果を伝える必要がありそうです。

政府・与党が議論している通りホームインスペクションが義務化された場合、
空き家の適正管理が今まで以上に価格に大きな影響を与えることになりそうです。

住宅診断 劣化状況、第三者が点検(外部サイト)

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