2017年11月2日 公開
平成29年10月31日に市町村が独自に運営していた空き家バンクの全国版が公開されました!空き家バンクは不動産事業者が少ない地域での空き家を流通(売買・賃貸)させるため、自治体が空き家物件の情報をとりまとめて公開するという制度です。今までは各自治体がホームページで別々に情報公開をしており、掲載されている情報も統一されていなかったため、空き家を借りたい・買いたいという方たちからは使いにくいという声がありました。今後は市町村に拘らずに空き家情報を一括で検索ができるのが特徴です。
空き家バンクを既に開設しているのは、全自治体のおよそ4割にあたる763自治体、現在準備中または設置予定という自治体も276自治体あります(国交省資料より抜粋)。全国版空き家バンクに参加しているのはまだ約200自治体ですが、国交省は今年度末(平成30年3月末)までに全国1,000自治体の空き家バンク参加を目指しており、今後も参加する自治体数、物件数は増えていくと思われます。
当センターでは、空き家所有者の方たちの選択肢を増やすことが、空き家活用を進めていく上で最も重要であると考えております。今回の全国版空き家バンクの開設は、不動産取引が難しい地域での売買・賃貸を促進する取組みとして、今後も注目していきます。